アスペルガーの人は周りから理解してもらいないことが多いです。
そういうこともあり人間関係が上手くいかないことが多くなります。
今回の理解してもらえないという意味は、アスペルガーであることが
職場などで受け入れてもらえないという意味ではなく、
他人から共感してもらうことが少なかったり、批難されることが多いなど、
そういった意味での周りの人から理解してもらえないということについて書きます
自分ではなぜ理解されないのか分からない
アスペルガーの人が周りから理解してもらえないことで大変なのが、
本人が自分と他の人との違いを理解できないということです。
周りから「変わっている」とよく言われることがあっても、
自分ではどこが変わっているのかが分からないのです。
漠然と「自分は変わっている」と思う程度であり、
具体的にどう変わっているのか理解できないことが多く改善も難しくなります。
特に、アスペルガーの人には自分がアスペルガーと分かっていない場合もあるので、
そういった場合には余計に自分と他人との違いが分かりません。
それどころか自分の感覚が普通であると考えている場合もあります。
そうなると余計に周りから理解してもらえないことが多くなるので、
対人コミュニケーションに苦しむことも多くなってしまいます。
例えば会話でも相手から自分の言いたいことが理解されず、
さらにそれを察することが出来ないことからそれでも話続けるなど
一方通行の会話になりがちなのがアスペルガーの特徴です。
さらに周りに理解されない、批難されたりすることが多くなると孤独感が強くなり、
自己の価値観を落としてしまいアルコール依存症だったりうつ病になる人もいます。
その他にも買い物依存だったりギャンブル依存、最近ではネット依存などになる人も多く、
仕事ができずに引きこもりになるアスペルガーの人も増えているとされています。
学生の頃はそれでも何とか生活ができた場合でも、
社会人になると仕事で失敗が目立ち、なかなか仕事が続かないなど
大きな問題に直面するというアスペルガーの人は珍しくありません。
私もその一人で、社会人になってから自分には問題が多いことに気付き、
ようやく自分がアスペルガーだと知りました。
やはり自分がアスペルガーだと知っているか知らないか?は
とても大きな違いとなります。
周りから理解されない原因が全てアスペルガーの症状が関係しているとは言えませんが、
やはり少なからずアスペルガーの症状が関係しているので、
アスペルガーと分かることで改善できる可能性が出てきます。
私はアスペルガーの治療に取り組み改善することにより、
少しずつ周りの人から理解してもらえることが増えましたし、
逆に理解されないということが減りました。
アスペルガーだから全く人に理解してもらえない訳でもありませんし、
改善次第では周りからの疎外感なども薄れていくと思います。
アスペルガーの改善についてもこのブログで詳しく書いていくつもりです。